PTA役員決めはなぜある?廃止したり、任意だからと退会する前に考えるべきこと

PTA役員決め

4月となり新年度が始まりました。学校に通う子供さんをお持ちのお母さんの関心ごとの1つにPTA役員決めがあるのではないでしょうか。

  • PTAなんて、廃止してもいいんじゃないの?
  • PTAを退会したい。
  • PTAって任意なんじゃないの?

そんな話がおそらくこの時期あちらこちらの学校で行われているかもしれません。もしかしたらこの記事を読んでくださっているあなたもそんな話題の渦中にいらっしゃるかもしれませんね。

そんな子供を持つ親だったら一度は経験する、PTA役員決めに関すること。

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PTA役員決めはなぜあるの?

そもそもPTA役員決めはなぜあるのでしょうか。ウィキペディアにはこのように書かれています。

日本におけるPTA(ピーティーエー、英語: Parent-Teacher Association)とは、各学校で組織された、保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体のことである。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のあり方である。

出典:ウィキペディア

本来、任意加入の団体で有るものなのですね。ボランティアなので義務や法的にしばられることもない、そう言う団体だそうです。

PTA役員決めが行われるのは、幼稚園や保育園、小学校中学校、高校でのことだと思います。その頃の子供たちは、まだ一人前とは言えない年ごろ。先生を始め、登下校を見守ってくださる地域の方、そして、保護者のサポートを受けながら成長していくことと思います。

そんな子供たちのサポートをしていく中で、親どおしがコミュニケーションをとれるような関係作りが出来ているのは、悪いことではないと思います。

そして、PTA役員決めがなぜあるのか、と言うところ。それは単に、体系図を作るだけのことだと思います。PTA役員決めで役員となったからと言って、そのかたがPTAの中で偉いわけでも権力があるわけでもありません

例えば、広報誌を作るという取り組みがあった場合。学校中のPTA全員に来てもらっては、収拾がつきません。なので、作業が出来る人数を学年の中から数人選出して、作業を行う。それが、例えば、クラスに1人位の人数がちょうどいいのであれば、クラスから出しましょう。などと言う慣例が出来てくるのであろうと思います。

突然、その慣例を聞かされた新入生の親御さんは戸惑うかもしれません。ですが、これまでの学校運営の中で決められてきていたことなので、今年もそうしましょうか、と機械的に行われているだけのこと。子供の学級の中に学級委員やクラス委員がいるように、誰かが先導してくれないと組織と言うのは、成り立っていかない面があるのだと思います。

そんな、単なる体系図の中の一人でしかない、と考えています。

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PTA活動を廃止したり、任意だからと退会する前に活動のメリットを考える

PTA役員決めを考える中で、『廃止』『退会』『任意』という言葉がちらつきます。PTA活動を廃止する、廃止すべき。PTA活動を退会する、退会したい。また、PTA活動はそもそも任意の団体、任意で加入すべき。などという意見があるのではと想像します。

PTA活動を廃止したり、退会したり、任意だからと消極的になる前に、なぜPTA活動は有るのかの活動の意義とメリットを考えることをしてみては、と考えています。

実は管理人は、数年間にわたってPTA活動にかかわってきた経験があります。その経験から言うと、正直わずらわしい面はあります。ですが、そんなわずらわしいからこそ、同じ時期に子供を持つ親御さんとのやり取りの中で勉強になったこともたくさんあります。

まず、PTA活動をしていると子供の活動を知ることが出来たり、先生方の指導や人柄に触れることで、学校活動をより身近に感じることが出来るというメリットがあります

そして、育児を同時期にする親としての情報交換やよその家庭の育児を知る機会も出来て、勉強になることもありました。そんな風に、親が親として成長することが出来るのがPTA活動の意義なのだと考えています。

子供を生めば親になります。ですが、親として成長していく中で、そんなわずらわしいPTA活動という人間関係を過ごすことで、親としてのキャリアを積むことが出来る、そう考えています。

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PTA役員の良い決め方とは?絶対、嫌な人はやらなくていい。

PTA活動を実際に数年にわたりしてきた中で、役員決めに時間がかかることも正直ありました。それは、お互いの考え方の違いを埋める時間だったと思います。

そもそも生まれも育ちも考え方も、子供の教育に関するスタンスも家庭の事情も経済的事情も違う人たちが集まるのです。1つの意見に統一できるわけがありません。

『PTA役員をやりたい』『PTA役員をやってもいい』『やりたいというほど自信はないけど、やってみたい気持ちはある』『絶対にやりたくない』などなど。様々な意見やPTA役員への思いを持っていいらっしゃいます。

そんな中でも、『PTA役員の良い決め方とは?』と言うと、『PTA役員をやりたい』『PTA役員をやってもいい』『やりたいというほど自信はないけど、やってみたい気持ちはある』と言う方にやってもらうことがいいと私は思います。

中には、『やりたい』という積極的すぎる保護者はPTA活動を引っ掻き回すことがあるので遠慮してほしい、というような風潮がある学校もあるようです。

ですが、子供を産んだからには、子供の学校で何が行われているのか興味がある。せっかくだから関わってみたい。と思っていらっしゃる親御さんが中にはいらっしゃいます。

そんな親御さんの気持ちを尊重していくことで、PTA役員決めはスムーズにいくことと思います。一般の社会でも、『人とかかわる仕事はイヤ』、逆に『人とかかわってコミュニケーションが取れる仕事が好き』などど人の感情や好みはさまざまです。

そんな親御さんの都合に合わせたPTA役員決めが出来るといいのでは、と考えています。

 

まとめ

PTA役員決めについて書いてきました。これについては、賛否両論、十人十色の意見があると思います。どれが正解、どれが間違いということもないと思います。一番大切なのは、それぞれの組織の中で様々な意見を出し合いつつ、子供の健やかな成長を見守っていくこと、だと思います。

親だって、まだまだ成長していく途中にいる不完全な存在。誰かと意見が対立したり、自信を持てないことがあって当然だと思います。こんな風にPTA役員決めについて関心を持つこと自体も、いいことだと思います。

一つにまとまるわけがない、PTA役員決めについての問題。この先も議論は果てしなく続いていけばいいことだと感じています。あなたのご意見はいかがですか?

 

 

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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