日馬富士の暴行事件でテレビもネットも賑やかくなっている昨今ですが、今朝、日馬富士が引退することを発表しました。真相がまだはっきりとしない中の引退発表。
日馬富士自身がとても憔悴していて、相撲を取る気力になれないという記事もありました。親方と相談してのことだと思いますが、家族のある身。お嫁さんや子供さんもきっと心配していることと思います。
10代の若い力士から横綱まで抱える伊勢ケ浜部屋のトップに立つ日馬富士だけに、力士たちに与える影響が少ないことを祈ります。怪我をしてしまった貴ノ岩の状態も心配です。
日馬富士が引退を決めた今、今後の日馬富士の生活を支えるお金ってどうなるのでしょうか。退職金は出るの？
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お相撲さんの退職金はいくら？養老金と勤続加算金って？
土俵の上での勝敗により実力が決まってしまうお相撲の世界。とても厳しい世界だと思います。
一般企業で言う退職金という言葉は相撲界では使われないようです。相撲取りを辞める時に払われるお金は、養老金と一般功労金（勤続加算金）。
という2種類があるそうです。
養老金…各地位によって金額が決まる
十両、平幕、三役、大関、横綱の養老金は、それぞれこのようになっています。
十両 … 475万円
平幕 … 763万円
三役 … 763万円
大関 … 1,000万円
横綱 … 1,500万円
勤続加算金(一般功労金)…各地位での勤続場所数×各地位の金額
養老金に勤続加算金（一般功労金）が加わります。それぞれの地位での場所数を下記の金額にかけた金額が勤続加算金（一般功労金）となるそうです。幕内通算25場所以上か幕内連続20場所以上の力士という条件があるそう。各地位での金額はこのようになっています。
横綱…50万円、大関…40万円、三役20万円、十両15万円。
特別功労金／理事会での話し合いにより決められる
一般企業で言う退職金にあたる養老金と勤続加算金。それとは別に特別功労金があるそうです。
現役時代の実績から金額は決められるそうで、現在の貴乃花親方は、横綱貴乃花を引退するときに1億3千万円の特別功労金を支給されたそうです。暴行事件で引退勧告を受けた朝青龍は、1億2千万円だったそう。
引退勧告を受けた朝青龍でも1億2千万円という金額を受け取れているので、日馬富士も同じくらいの金額を受け取ることが出来るのでしょうか。モンゴル国籍を持ち、事件により引退してしまう日馬富士。きっとモンゴルに帰ることになるのではないでしょうか。
家族もいることですし、これまでの実績を評価して朝青龍の時のような裁定になるような気がします。朝青龍の時には、ちょっと甘い！という意見もあったようですが…。
懸賞金（相撲協会での積立金）／力士の手取りはいくら？
お相撲を見ていると取り組みが始まる前にたくさんの旗を持った人たちが、土俵の周りをまわります。懸賞金です。
一つの旗で、62,000円の懸賞金ということだそうです。10本の懸賞金ががかけられていれば、62万円。
その懸賞金は、法人税や住民税、事業税などの税金が26,700円、相撲協会へ5,300円、力士へは30,000円が支給されるそうです。力士に与えられる懸賞金は協会に預けておき、引退するときに受け取ることになるそう。
この懸賞金、朝青龍が引退するときには、1億8,400万円だったそうです。一本3万円で割ると、6000本以上の懸賞金がかけられたことになります。人気の高さが分かりますね。
朝青龍の特別功労金の減額は？意外と少ない理由
2010年に朝青龍が泥酔し起こしてしまった暴行事件。その時も、今回の日馬富士の事件のような騒ぎとなりました。この時朝青龍は、退職金のほかに特別功労金、相撲協会で積み立てしている懸賞金を受け取っているそう。
その額、約3億4千万円だとか。すごい金額ですね。その内訳はこのようになっています。
退職金 … 約3,600万円
特別功労金 … 1億2,000万円
懸賞金の積立金… 1億8,400万円
特別功労金の額で史上最高だったのは、元横綱 貴乃花。現在の貴乃花親方が引退するとき、1億3,000円だったそうです。それよりも1,000万円少ないのは、朝青龍の引退の理由が世間を騒がしてしまったことだからでしょう。
2010年当時の理事長、武蔵川理事長が『朝青龍の25回優勝』などの実績から、1億5千万円の特別功労金を出す価値があるとのお考えだったそうです。ですが、酔っぱらって暴行しまった朝青龍。そもそも出すのか出さないのかの議論もあったとか。
もし騒動がなかったら、1億5,000円だったかもしれません。ですが、騒動を起こしてしまったし、横綱貴乃花（1億3,000万円）よりも多いのは良くないとの意見もあり、1,000万円の減額となったそうです。減額といっても、ほとんど減額されてないくらい少ない減額ですよね。
なんか金額が大きくて1,000万円が大した金額じゃないような気がしてしまいます。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
コメントありがとうございます。