羽生結弦ケガで全日本選手権欠場でもオリンピック出場が確実な理由とは?

羽生結弦

2017年グランプリファイナルが終了しました。何となく羽生結弦選手とスペインのハビエル・フェルナンデス選手が脱落してしまったことで、イマイチ気持ちが盛り上がらないうちに終わってしまった。そんな方もいらっしゃったかもしれません。

ですが、日本の宇野昌磨選手やアメリカのネイサン・チェン選手。それからロシアのミハイル・コリヤダ選手。よく頑張っていました。男子シングルは、300点を超えるような高得点の戦いとはなりませんでしたが、第1位と第2位のネイサン・チェン選手と宇野昌磨選手のスコアの差は、わずか0.5。

宇野昌磨選手が最後の連続ジャンプがコンビネーションジャンプになっていたらと思うと…。きっと、宇野昌磨選手の金メダルでしたね。次の大会は、12月20日から始まる日本フィギュアスケート選手権大会。

この大会に優勝した選手は、2018年平昌オリンピックへの出場が決まります。ケガをしている羽生結弦選手は出場するのでしょうか。オリンピック出場当確との記事もあります。欠場してしまっているのに、なぜなのでしょうか。


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羽生結弦選手のケガの具合は?

羽生結弦選手は、2017年11月9日に行われたNHK杯の練習で足をけがしてしまいました。その映像は見るのも辛くなるほど、痛そうな状況でした。

怪我をした当初は、世界選手権までには治るような報道もありました。ですが、『右足関節外側じん帯を損傷』とのことで捻挫よりも治りが悪い靭帯を痛めているそう。氷の上での練習は、まだ出来ていない状況だそうです。

治療が長引いているとのことでとても心配です。治ってからも少しづつ体を慣らして、ジャンプの練習へと持っていくそうです。

羽生結弦

 

羽生結弦選手がケガで欠場(棄権)だとしてもオリンピック出場は確実って?

羽生結弦選手のケガが心配ですが、オリンピックに出場できるのかというのも心配なところです。

もし、全日本選手権に出られなくても『救済条項』があり、オリンピックまでに怪我が治るようならオリンピック出場は可能とのこと

 

フィギュアスケート男子シングルオリンピック選考基準とは?

そもそも、男子シングルのオリンピック選考基準とはどのようなものなのでしょうか。日本スケート連盟の選考基準にはこのように書かれています。

男子シングル

①全日本選手権大会優勝者を選考する。
②以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。
A) 全日本選手権大会2位、3位の選手
B) ISU グランプリファイナル出場者上位2名

③以下のいずれかを満たすものから総合的に判断して、①,②で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。
A)②のA)又はB)に該当し、②の選考から漏れた選手
B)全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
C)全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング上位3名
D)全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位3名

引用:日本スケート連盟

上記の項目が当てはまる選手は、このようになっています。

①全日本選手権大会優勝者を選考する。→未定/第1位はオリンピック出場枠獲得

②A) 全日本選手権大会2位、3位の選手→未定

②B) ISU グランプリファイナル出場者上位2名→宇野昌磨

③A)②のA)又はB)に該当し、②の選考から漏れた選手→未定

③B)全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
第1位 羽生結弦/第2位 宇野昌磨/第18位 田中刑事

③C)全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング上位3名
→第4位 宇野昌磨/第24位 羽生結弦/第28位 田中刑事

③D)全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位3名
→第4位 宇野昌磨/第24位 羽生結弦/第28位 田中刑事

ワールド
スタンディング
シーズンワールド
ランキング
シーズン
ベストスコア
羽生結弦 第1位 第28位 第24位
宇野昌磨 第2位 第4位 第4位
田中刑事 第18位 第24位 第28位

今シーズンは、成績が伸びなかった羽生結弦選手。ですが昨シーズンまでの成績を見てみると、羽生結弦選手には実績があります。その実績からオリンピック出場枠が与えられるということでしょう。


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フィギュアスケート男子シングル3枠目は誰?

羽生結弦選手が1枠、グランプリファイナルで第2位に入った宇野昌磨選手の1枠もほぼ確実だと思います。そして、3枠目は誰になるのでしょうか。ワールドスタンディング、シーズンワールドランキング、シーズンベストスコアの日本での第3位は、全て田中刑事選手です。

グランプリシリーズ第1戦ロシア大会は怪我の為欠場してしまいました。その後の中国杯で痛みが多少残りながらも力いっぱいの演技を見せてくれました。けがからの復帰も出来ていると思うので、3枠目は田中刑事選手が有力な気がします

田中刑事選手の血液型は?コーチは、高橋大輔も師事した林祐輔さん

もし田中刑事選手ではなかったとしたら、以下の選手になってくるかと思います。

 ワールド
スタンディング
 シーズンワールド
ランキング
 シーズン
ベストスコア
 須本光希  第33位  第33位
 無良崇人 第29位 第29位  第62位
 村上大介 第61位  第66位  ー
友野一希 第52位 第49位

日本選手で、第6位までの成績を載せています。ジュニアグランプリファイナルで第3位に入った須本光希選手、3つの項目で6位までに入っている無良崇人選手、そして、NHK杯でその明るいキャラクターが際立った友野一希選手。NHK杯では欠場だった、村上大介選手。3枠目は、どの選手となるのでしょう。

 

スポーツにけがは付き物とはいえ、選手にとっては選手生命のピークを持っていきたいほど大切なオリンピック。2018年平昌オリンピックのフィギュアスケートで、羽生結弦選手の滑りが見られることを、心から願っています。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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