フィギュアスケートグランプリシリーズ第6戦アメリカ大会の女子シングルフリーの演技が終了しました。
結果は、第1位宮原知子選手、第2位坂本花織選手、第3位ブラディー・テネル選手(アメリカ)という結果でした。
日本人選手が表彰台に2人も上がるという素晴らしい結果となりました。
樋口新葉選手のファイナル出場も確定しました。
日本人にとっては、良い結果となったアメリカ大会。
ですが気になることが一つあります。
演技途中で棄権した、アメリカのアシュリー・ワグナー選手のことです。
特に大きな怪我でもなさそうだったのですが、演技途中で棄権。
いったい何があったのでしょうか。
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グランプリシリーズアメリカ大会までの練習の経緯とは?
アシュリー・ワグナー選手は、演技後のインタビューで、
足の怪我が化膿した為に十分な練習が出来ていなかった。
全米選手権を目標にやっているので、これ以上のリスクを冒したくなかった。
という趣旨のコメントをしているようです。
アシュリー・ワグナー選手もオリンピック出場の道を選んだということでしょう。
追記:
“I was diagnosed with an [right] ankle infection a little over a week ago and I’d been fighting through it for about a week before that,” Wagner explained. “I had just gone on antibiotics and I did everything that I could to do like a quick fix, but it’s not a quick fix kind of a situation.”
出典:ISU
1週間以上も前に右足首の感染症と診断されたワグナー選手。
その間ずっとこの治療に励んできたそうです。抗生物質を服用したり、出来るだけのことはやった来た。
ですが、今回のアメリカ大会を戦うための十分な練習はできなかったのですね。
棄権するまでの演技では、そんな痛みや辛さは全く感じられませんでした。ジャンプもステップも素晴らしいものでした。
最後までアシュリーワグナー選手の演技を見られるのは、2018年2月の平昌オリンピックまでお預けにして、元気になったワグナー選手を楽しみに待ちたいと思います。
アシュリーワグナーの今シーズンの目標とは?
アメリカのオリンピック選考は、全米選手権の結果で決まるそうです。
全てが、全米選手権の一本勝負。
他の試合で体力を消耗しているわけにはいかない、ということかもしれません。
カナダのパトリック・チャン選手も自国のカナダ選手権への出場を理由にグランプリシリーズ第2戦を欠場し、ファイナル進出への道を断念しました。
スケートシーズンが始まると、選手たちは、数週週間ごとに行われる試合の為に練習をし調整して大会に臨みます。
アシュリー・ワグナー選手は、26歳。
自身最後のオリンピックという気持ちも、頭の片隅にあるのかもしれません。
アメリカ女子シングルのオリンピック出場枠は、3枠。
その3枠のひとつを獲得する道を選んだということだと思います。
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最後に…。
2017年のグランプリシリーズは、男子選手も女子選手も、怪我に悩まされた大会となったように思います。
男子は4回転ジャンプを、そして女子も3回転ジャンプをいくつも飛ばなければ、上位に上がれない。
平昌オリンピック後にルール改定もあるとか。
選手たちが技を磨きつつも怪我が出来るだけ少なく、スケート選手としての人生だけでなくその後も続く長い人生の為、体を大事にして欲しいと思った大会でした。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
コメントありがとうございます。