メドベージェワ18歳なのにIOC理事会でドーピング演説する理由とは?

エフゲーニャ・メドベージェワ

ロシア女子フィギュアスケート選手エフゲニア・メドベージェワ選手が、12月5日からスイス・ローザンヌで開催されるIOC(国際オリンピック委員会)でドーピング問題について演説するそうです。

メドベージェワ選手は、右足甲の骨折を理由に12月7日から開催されるフィギュアスケートグランプリファイナルの欠場を発表。

骨折の治療とリハビリに専念したいはずのエフゲニア・メドベージェワ選手。この時期に18歳のメドベージェワ選手がロシア国内のドーピング問題について、わざわざスイス・ローザンヌでスピーチする理由はなぜなのでしょう。

ロシア国内の反応はどのようなものなのでしょう。

見ていきましょう。


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18歳のメドベージェワ選手がIOC理事会で演説する2つの理由

2017年12月1日には、2014年ソチオリンピックのロシア選手の中からドーピング陽性反応。3人の選手たちがメダルはく奪などの処分を受けたそうです。

ロシア選手のすべてがドーピングを使用しているわけではない、と演説するというメドベージェワ選手。陽性反応の出た選手はいるもののすべてではなくクリーンな選手もいる、と。

12月5,6日にIOCオリンピック理事会では、2018年2月に韓国平昌で行われる冬季オリンピックへのロシアの出場するか否かの判断をされるとのことです。

18歳のエフゲニア・メドベージェワ選手に白羽の矢が立った理由の1つは、クリーンなイメージがあるということ、だと思います。まだ18歳と若く、ドーピングをするようには見えないメドベージェワ選手。

そして、2つ目の理由。それは、2018年ピョンチャンオリンピックのメダル最有力候補であるということだと思います。メドベージェワ選手の演技は、どの選手よりもとびぬけています。2018年平昌オリンピックの金メダルにふさわしいものだときっと認める方がほとんどだと思います。

そんなエフゲニア・メドベージェワ選手がロシアのピョンチャンオリンピックへの参加を求める演説をすれば、説得力がありそうです。

エフゲーニャ・メドベージェワ

ロシア国内や日本のファンの反応!肯定する?それとも?

エフゲニア・メドベージェワ選手がロシアのドーピング問題についてスピーチするという記事には、たくさんのコメントが付いています。ロシア国内では、とても注目されていることなのだと思います。

18歳のメドベージェワがロシアのドーピング問題について、全ての選手がドーピングを使用しているのではないとの潔白を晴らすためにスピーチすることを好意的に見ている人もいます。

ですが中には、18歳の子供にそんなことをさせて、恥ずかしくないのかとの意見も。

そして、日本の反応は、『めどちゃん頑張って!』『ロシアのいないオリンピックなんて、ライバルたちも望んでいない。』というものも。

日本国内やメディアでは、好印象のメドベージェワ選手。ですが中には、メドベージェワ選手の演技は好きではないという意見も。『演技は好きになれない、でもロシアという国の代表としての責任を果たす姿には感心している。』とのコメントもありました。


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 さいごに…。

ロシアのドーピング問題。かなり前から取りざたされていることですね。体操の内村航平選手は、ドーピングについて、『体操はドーピングの力を借りたとしても、効果はない。』という趣旨のコメントをしていることがありました。

フィギュアスケートも、繊細なスケーティングにドーピングの作用はふさわしくないように思います。ドーピングで処分されている選手は、クロスカントリースキーとバイアスロンの選手だそうです。

選手として、優秀な成績を求められてしまう立場はきっと辛いことも多いのではと想像します。記録を伸ばしたくても、上手く伸びるわけではない時期も。

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そんな時は、何かに頼りたくなってしまうのかもしれません。ですが、ダメなことはダメだと思います。成績や記録だけが評価軸ではなく、なぜ始めたのか、誰の幸せのために始めたことなのかを思って、自分を大切にしてもらえるといいなと思いました。

 

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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