2017年10月2日開幕の体操の世界選手権を前に、出場する日本代表の記者発表が行われました。
その中で、体操のリオオリンピック金メダリスト内村航平選手が、
「オレグ選手のが上に行くんじゃないかと思う。」
とおっしゃったそうです。
リオオリンピックの金メダリスト、内村航平選手にも太鼓判を押される体操選手。
ウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手。
どんな選手なのでしょうか。
見ていきましょう。
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Contents
リオオリンピック後のインタビューでのオレグ・ベルニャエフ選手
オレグ選手は、23歳のウクライナの体操選手。
リオオリンピックでの銀メダリストです。
リオオリンピックの時に、内村航平選手が金メダル。
銀メダルで最後まで僅差で戦い抜いた、オレグ・ベルニャエフ選手。
オレグ選手の名前を知らない方も、もしかしたら、こんな会見のことは覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
リオ五輪で競技を終えたメダリストたちが、世界中の記者たちのインタビューを受ける場でのこと。
その中で、金メダリスト内村航平選手にこんな質問が飛びます。
「内村選手は、審判から気に入られていると思いませんか?その為に良い点数が付けられたのではないですか?」
これだけ聞くだけでも、かなり失礼な質問です。
内村航平選手が、『審判の評価は公平だと思う』という内容のコメントした後、
すかさずマイクのスイッチを入れ、
「審判の点数は正当だ。内村の演技は素晴らしい。」
と内村選手をフォローしてくれたのが、オレグ選手です。
そしてその言葉の中で、オレグ選手の口から、
「無駄な質問だ。」
という言葉まであり、内村航平選手が苦笑いしたという場面の、あのオレグ選手です。
リオオリンピック後の記者会見の一問一答
リオオリンピック後の体操メダリストたちの記者会見は、とてもインパクトあるものでした。
選手が記者に対して、『無駄な質問』と言い放つのです。
なかなかない光景だと思います。
その時の記者会見の内容、放送ではこのようなものでした。
同時通訳の方が通訳しています。敬称は略します。
記者:
「(内村選手が)審判からかなり好意的にみられていて、同情されていて、加点されていい点が取れているということはありませんか?」内村:
「僕が審判に気に入られているっていうことですよね?そういうことですよね?」
(周りの人に質問の趣旨の確認を取ります。)内村:
「全くそんなことは思ってないです。やっぱりみなさんはどんな選手にも公平にジャッジしてもらっていると思うし。審判も同じ人間ですけど、やっぱりそこは、そういう感情は僕は入れてないんじゃないかなと思います。
得意種目、あまり得意ではない種目、高い点数、低い点数。
僕はあん馬とつり輪がそこまで点数が取れないので。14点台ですし。
でもオレグ選手は逆に全部が全部Dスコアがすごく高くて、だから結果的に15点台がコンスタントに取れる選手なんですけど。
だからと言って審判に好かれているから点数が出る、ではないと思っていて。
やっぱり自分の準備をしてきた演技をして、審判にどう評価されるか。
そこは審判も同じ人間ですけど、やっぱりそこは、そういう感情は入れていないんじゃないかな、と僕は思います。」
この後、オレグ・ベルニャエフ選手は、マイクのスイッチを入れ話し始めたといいます。
オレグ:
「選手を好んでくれて、とかそういった質問に関してですが、もちろんそういった個人的なフィーリングというのは、みんな持っているわけです。でもこの点数、スコアを付けるということに関して、これらの点数は、ほんとにフェアで神聖なものだということは、我々みんな知っているわけなんです。
とにかく航平さんは、彼のキャリアの中でいつも高い点数を取ってきているわけです。
だから大変今の質問というのは、無駄な質問だったと思いますよ、だした方。」
いわゆる『無駄な質問』は、内村選手に向けられた質問だったのですが、オレグ選手がすかさずマイクのスイッチを入れ、フォローしてくれたといいます。
相手のパフォーマンスに嫉妬することなく、淡々と自分の演技をし、それを正当に評価した成績を素直に受け入れる。
そんな体操選手たちの真摯な姿勢は、見習うべきだなと思った管理人です。
20代で、それもオレグ選手はリオオリンピック当時22歳だったはず。
とっても人間の出来た選手ですね。
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内村航平選手とオレグ・ベルニャエフ選手の会見動画
一問一答での様子、動画で確かめてみてください。
編集されているので、質問の間、は違ってはいますが、会見の様子はよくわかります。
果てしない努力を積み重ねてオリンピックの舞台に立つ選手たち。
10月に行われる体操の世界選手権がとても楽しみになってきました。
2017体操世界選手権の放送時間は?
内村航平選手、オレグ・ベルニャエフ選手が出場する体操世界選手権。
放送は、テレビ朝日。
2017年10月6日(金) 午後7時~9時48分 男子個人総合決勝
2017年10月7日(土) 午前10時30分~11時50分 女子個人総合決勝
2017年10月8日(日) 午前10時~11時50分 種目別決勝 第1日
2017年10月9日(月) 午前9時55分~11時45分 種目別決勝 第2日
オレグが上に行くかもしれないなんて言わないで、内村航平選手、頑張って欲しいと思います。
日本選手はもちろん、海外の選手も頑張って練習の成果を発揮してほしいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメントありがとうございます。