子供さんがいるご家庭の悩みの1つが子供会やPTA活動への参加についてのこと、ではないでしょうか。子供会もPTA活動も、子供がいるご家庭では、一度は何らかの形で関わることになるのでは、と思います。
そんな子供を持つご家庭が避けては通れない、子供会やPTA活動のうち、このページでは、子供会について取り上げていきたいと思います。
子供がいるから自動的に子供会に入会していたり、現在でも自動的に入会することになっている地域もあることと思います。
全国各地で起こっている子供会に関する問題。少しでも上手く運営されていくといいなと思います。
子供会の役員が強制で負担!そもそも子供会って何?
子供会の役員をすることが強制になっている地域もあるようです。そんな強制で引き受けないといけない役員決めの時には、とても険悪な雰囲気になることも。
そもそも子供会って何なんでしょうか。辞書で調べてみるとこのようになっています。
子供の心身の成長と健全な仲間づくりを促すことを目的として,地域を基盤に組織された集団,またはその活動の総称。
就学前3年の幼児から高校生相当の年齢の子供が集い,レクリエーションや社会奉仕を通じ,知識,技能,生活態度を学ぶ。
出典:ブリタニカ国際大百科事典より
辞書によることこのように書かれています。
子供の心と体の成長と良き仲間を作ることを目的としている子供会。そして、居住する地域に根差した集まりであり、地域の方々とともに様々な行事を通して活動するというのが子供会の意義のようです。
子供会は、その地域独特の活動状況があると思います。そんな中で、誰かがお世話係である役員を引き受けなければ収拾がつきません。みんなで計画性もなく、何かの活動をすることはできないと思います。
ママ友達とのランチ会だって、誰かが出欠を取って、お店を予約して、お会計をまとめて、という風に自然に役割が出来ていると思います。
子供会をはじめとする地域の集まりでも同じことだと思います。誰かが勝手に会費を集めていたり、勝手に使っていたり、勝手に行事を始めていたりしたら、混乱しますよね。
その交通整理をするのが、子供会であったら役員なのだと思います。それを強制で引き受けなければならないというのは、きっと負担に感じる方も出てくると思います。
それぞれのご家庭には、様々な事情があること思います。フルタイムで正社員として仕事をしている人、夜中に仕事をしている人、パートやアルバイトをしている人、介護しないといけない家族がいる人、小さな子供が何人もいる人、ご自身の体が弱い人などなど。
そんな様々な事情がある中で、強制で役員をしなければならないのは、負担に感じる方がいて当然だと思います。子供会の役員を強制されて引き受けるのではなく、負担に感じない範囲で引き受けられる方法があるといいですね。
子供会に入会しない・辞める・退会する自由はないの?
子どもがいるから、強制的に子供会に入会し、役員も強制で引き受けなければならない。そんな状況にある方、多いかもしれません。
子供会に入会しない、子供会を辞める、子供会を退会する。それは自由にできるべきことだと思います。地域によっては、子供会に入会することが強制。
子どもがいれば、子供会に入ること。入会しない、辞める、退会するなんて言い出したら、白い目で見られそう。そんな雰囲気のある地域もあるかもしれません。
ですが、そもそも子供会と言うのは、子どもたちの精神的、身体的成長と健全な仲間づくりを目的としたもののはず。親が役員決めで険悪になり、その後のお付き合いが上手くいかなくなる。
それでは、子供会を通じて健全な仲間づくりはできない、と思います。そんな子供会を通じて人と人とが仲が悪くなるなんて、本末転倒だと感じます。子供会に入会しないことも、子供会を辞めることも、子供会を退会することも自由であるべき、と思います。
子供会の役員を引き受けるといい人とは?
実は私は、子供会の役員を数年引き受けています。現在もです。その活動をする中で、役員を引き受ける人、引き受けない人。そして、引き受けるといい人。ということを感じることがあります。
まず、役員を引き受けてくれる人は、子どもの活動や成長にとても関心を持っていて、前向きで好奇心旺盛で、明るくて、人を惹き付ける魅力がある人が多いと感じています。
そして、役員を引き受けない人。それぞれの家庭の事情、考え方、その人の人間性、様々な要因が重なっていると思います。
そして、引き受けるといい人。それは、子供の集まりである子供会で自分は役に立つのだろうか、誰かのために役立つことをしてみたいけど、自分一人では自信がない人。誰かと一緒ならやってみたい、そんな風に考えて、誰かと一緒に立候補する人もいます。
誰かと一緒でないと役員をやらない、と言い出す方もいますが、それでも、やってみようと思ったことは、前向きでいいことではないでしょうか。
状況が許す限り、そんなお友達と一緒だったら役員をやってみたいという方の意向にも沿えるようにするべきだかもしれません。子供会の役員決めにもある程度の柔軟性が持てるといいのではないでしょうか。
そんな子供会の一つ一つの活動をしていく中で、未熟な子供のサポートをする中で、親として成長していけると感じることもあります。
子どもを生めば、『ママ』『お母さん』と呼ばれることになります。ですが親として成長していくためには、子供会やPTA活動がなぜあるのか、無駄だと思うようなことで子供の世界が広がっていくという事実を勉強することが必要かもしれません。
入会しない・辞める・退会するのは自由であるべきですが、入会して、子供の世界に関わることで親の世界も広げることが出来る。そんな経験の出来ることが、子供会かもしれません。
わずらわしいことが悪いことではなく、人と人とが関わることって、わずらわしいことだらけだと、社会見学するような気持ちで役員を引き受けてみるのも一つの方法かもしれません。
まとめ
『子供会の役員が強制で負担!入会しない・辞める・退会する自由はないのか?』としてまとめてきました。子供会へ加入することが全国であたり前だったのは、高度成長期であった1970年代あたりかもしれません。
母親は外に働きに行くのではなく、専業主婦であることが当然であった時代のシステムなのかもしれません。時代が変わり、家族の在り方も多様化しているのではないでしょうか。
時代に見合ったコミュニティーであれば自然と受け入れることも出来るのでしょうが、子供会という組織が令和に時代にそぐわない部分があることは間違いないかもしれません。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
コメントありがとうございます。