2018年2月から韓国・平昌で始まる平昌オリンピック。
どの競技も、代表の座を獲得するために、良い成績を残したいところ。
フィギュアスケート選手たちも同じだと思います。
グランプリシリーズで少しでも良い成績を残し、グランプリファイナルへと駒を勧めたい。
そして、グランプリファイナルの上位に入って、ピョンチャンオリンピックへの出場枠を手に入れたい。
一つづつ階段を丁寧に上がっていきたいこの時期に、心配なニュースが入ってきました。
フィギュアスケート男子の田中刑事選手が右腸腰筋を損傷をしたというのです。
グランプリシリーズ・ロシアロステレコムカップを欠場するとのこと。
そもそも、右腸腰筋の損傷って体のどこの怪我なのでしょうか?
そして完治までにはどのくらいかかり、中国杯には間に合うのでしょうか?
そして、ピョンチャンオリンピックの出場枠を狙う選手たちは、他にどんな選手がいるのでしょうか?
見ていきましょう。
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右腸腰筋ってどこの筋肉?
『右腸腰筋』というのは、簡単に言うと、背骨と太ももをつなぐ筋肉のこと。
背骨と言っても首から腰まであります。
腸腰筋は、背骨の腰の部分から骨盤の中を通って、太ももの付け根までをつなぐ筋肉だそうです。
この筋肉は、太ももを引き上げる働きをしており、黒人は日本人よりも3倍ほども断面積が大きいとも言われているそうです。
黒人のアスリートの身体能力が高いのは、こうした筋肉のつき方にも違いがあるのでしょうね。
それにしても、3倍とは大変な違いです。
田中刑事選手の場合は、『右腸腰筋』とのことなので、体の右側の筋肉が損傷してしまったということですね。
練習中に転んだことで怪我をしてしまったそう。
男子フィギュアスケート選手は、ジャンプというと4回転が当たり前になってきています。
日常生活ではありえないほど高くジャンプし4回も回り、降りて着氷する。
ひどい転び方をしたのでしょうね。
痛かったことと思います。お大事にしてください。
出典:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/iliopsoas_abscess/
治療にはどのくらい?中国杯に間に合うの?
田中刑事選手の右腸腰筋の損傷は、どのくらいの期間治療に専念すれば回復するのでしょうか。
2018年2月の平昌オリンピックまでに、大切な試合が詰まっているこの時期。
一日も早い回復を期待してしまいます。
田中刑事選手の怪我は、全治3週間と診断されたそうです。
田中刑事選手が怪我をしたのは、9月下旬。
9月下旬から3週間だと、10月20日のロシアロステレコムカップは、ぎりぎり間に合うかもしれないけど…。
微妙な状態だったのですね。
3週間の治療をしてから調整となると、時間があるとは言えない状態。
これからも、長く田中刑事選手のスケーティングを見たいファンがたくさんいること思います。
平昌オリンピックへ向けての大事な試合だとは言え、治療に専念することが大切なような気もします。
中国杯は11月3日から。
あと2週間と少し、調子を戻して、田中刑事選手の元気な姿を中国杯で見たいと思います。
一日も早い回復をお祈りします。
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平昌オリンピック出場3枠目を狙う男子スケート選手たち
日本男子フィギュアスケートの平昌オリンピックの出場枠は、3枠。
ほぼ当確と思われている、羽生結弦選手と宇野昌磨選手。
残るは、あと1枠。
グランプリシリーズに出場するのは田中刑事選手の他に、
無良崇人(むらたかひと)選手、村上大介(むらかみだいすけ)選手、佐藤洸彬(さとうひろあき)選手がいます。
ちなみに、この3選手のISUワールドスタンディング(ここ3シーズンの成績から出した順位)とパーソナルベストスコアは、このようになっています。
ISU ワールドスタンディング |
ISUパーソナルベストスコア | |
無良 崇人 | 第30位 | 179.35/2016四大陸選手権 |
村上 大介 | 第53位 | 182.72/2012国別対抗戦 |
佐藤 洸彬 | 第114位 | 126.84/2017ロンバルディア杯 |
田中 刑事 | 第17位 | 167.95/2016NHK杯 |
羽生結弦選手と宇野昌磨選手がずば抜けているだけに、
『男子フィギュアスケートの3枠目が誰になるのか。』
予想がとても難しいところです。
どの選手も、4年に一度の冬季オリンピック出場に向けて、全力で戦って欲しいと思います。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
コメントありがとうございます。